『探検隊』の機能と推奨環境

※発売中の最新版『探検隊』Ver10.1での仕様になります

必要なもの

『探検隊』をご使用頂くためには、以下のハードウェアが必要となります。

○コンピュータ本体(PC) + ディスプレイ

『探検隊』のデータベースやプログラムをインストールして使用します。

『探検隊』を複数台のPCで使用したい場合は、WindowsServer2016など、WindowsServerOSを搭載しているサーバ(親機)が必要です。(Windows11のPCを複数台用意しただけでは使用することができません)
※タブレットPCは未対応となっております。

 

○バーコードリーダ(ハンディターミナル、バーコードスキャナ)

蔵書の貸し出しや返却の際、蔵書や利用者のバーコードを読み取る作業に使用します。

キーボードインターフェイス対応、あるいはUSB対応のもの。
NW-7形式、60mm以上のバーコード読み取り可能な機器。
バーコードリーダは『探検隊』専用という商品ではありません。学校様出入りのハード業者様、大手量販店、インターネット通販などでご購入ください。

 

○プリンタ

各種資料の印刷やラベル(バーコード)などの作成をおこなうことができます。必須ではありません。学校様出入りのハード業者様、大手量販店、インターネット通販などでご購入ください。

 


オペレーティングシステム

以下の表に該当するMicrosoft Windows(日本語版)インストール済みのPC/AT互換機(DOS/V)
下記のオペレーティングシステム以外には対応していません

※発売中の最新版『探検隊』Ver10.1での仕様になります

探検隊OS対応表 探検隊データベース、
データベース管理版
カウンター版 管理版
Windows Server 2016 64bit
Windows Server 2012 R2 64bit
Windows Server 2012 64bit
Windows 11 64bit ○注1
Windows 10 Pro含む 32bit及び64bit ○注1
Windows 8.1 Pro含む 32bit及び64bit ○注1

注1 『探検隊』のデータベースは「Microsoft SQL Server」を利用します。Server OSを利用せずに複数台のPCから「Microsoft SQL Server」 へ接続する行為は、MicrosoftのOSライセンス規約に違反します。その為、データベース(SQL Server)及びデータベース管理版を「Windows11」、「Windows10」、「Windows8.1」へインストールする場合、複数台のPCで『探検隊』を利用することはできません。1台のPC(スタンドアロン)でのご使用になります。複数台のPCで運用する場合は「WindowsServer2016」など、WindowsServerOSを搭載したサーバをご用意ください。

 


ハードウェア

探検隊
ハードウェア対応表
探検隊データベース、
データベース管理版
カウンター版 管理版
プロセッサー(CPU) 使用する
オペレーティング
システムに合わせた
2GHz以上のもの 注2
使用する
オペレーティング
システムに合わせた
1GHz以上のもの 注2
使用する
オペレーティング
システムに合わせた
1GHz以上のもの 注2
メモリー 2GB以上
(4GB以上推奨)
スタンドアロン:
4GB 注3
1GB以上推奨 1GB以上推奨
ハードディスク容量 空き容量10GB以上 空き容量2GB以上 空き容量2GB以上
プリンタ 印刷機能がないため、
必要ありません
レーザーもしくは
インクジェットプリンタ
(印刷を行う場合)
レーザーもしくは
インクジェットプリンタ
(印刷を行う場合)
モニタ 1024×768以上の
解像度
1024×768以上の
解像度
ネットワーク LAN環境
100Mbps以上 注4
LAN環境
100Mbps以上 注4
LAN環境
100Mbps以上 注4

注2 IA64は動作保証をしていません
注3 『探検隊管理版、『探検隊カウンター版』を含めた容量での動作環境になります。
注4 『探検隊』を複数台数の端末で使用する場合に必要となります。

○プリンタ
必須ではありません。各種資料の印刷やラベル(バーコード)などの作成をおこなうことができます。

 


プログラムと機能について

『探検隊』はインストールするプログラムやデータベースにより、機能が異なります。
インストールするデータベース、プログラムは下記の4種類です。

○『探検隊データベース』(データベース)

『探検隊データベース』は『探検隊』の蔵書データや利用者データが格納される場所になります。
『探検隊』を複数台のPCでネットワークを使用して運用する場合はWindowsServer2016など、WindowsServerOSが搭載されているサーバにインストールして使用します(Windows11のPCを複数台用意しただけでは使用することはできません)。

○『データベース管理版』(プログラム)

『探検隊』のデータベースのバックアップとインポートをおこなうための機能です。
『探検隊データベース』をインストールしたサーバにインストールして使用します。

○『管理版』(プログラム)

『探検隊』の管理機能のプログラムで、司書の先生が使用する機能です。蔵書や利用者の登録と変更、督促状や利用者カード、蔵書ラベル、蔵書背ラベルの印刷、統計機能の活用など、図書館を管理する機能になります。

○『カウンター版』(プログラム)

貸出や返却、予約、検索などカウンター業務をおこなう機能です。
複数のPCにインストールできます。

『探検隊』のそれぞれの画面構成と機能概要についてはこちらを参照してください。

 


運用構成の例

『探検隊』はWindows11のPCなど、1台のPCからなるスタンドアロン構成で運用することができます。また、WindowsServerOSが搭載されたPCを用意することで、複数台のPCをネットワークで接続して運用することができます。

○スタンドアロン構成

貸出や返却、検索や蔵書の管理など、1台のPCで『探検隊』のすべての機能を使用します。

 

 

○ネットワーク構成

複数台のPCをネットワークで接続して運用する場合、最大6台(サーバを含む)の運用が可能です。
下記は複数台のPCを使用したネットワーク構成例になります。
サーバに該当する部分はWindowsServer2016など、WindowsServerOSが搭載されたPCをご用意ください。(Windows11のPCはサーバとしてご使用になれません。またWindows11のPCを複数台用意しただけでは使用することができません)

・ネットワーク構成1

図書館担当者が使用するサーバとカウンターに設置したPCの2台を組み合わせた構成です。

サーバに『探検隊』のすべての機能が使用できるようにします。

カウンターに設置したPCでは『カウンター版』をインストールして、貸出、返却、検索などの業務をおこないます。

 

 

 

・ネットワーク構成2

図書館担当者が使用するサーバとカウンターに設置したPC2台の合計3台を組み合わせた構成です。

サーバに『探検隊』のすべての機能が使用できるようにして、カウンターに設置した2台のPCにはそれぞれ『カウンター版』をインストールして、貸出/返却専用機、検索専用機として使用します。

 

 

 

 

・ネットワーク構成3

図書館担当者が使用する管理業務用PCと『探検隊』のデータが格納されたサーバ、カウンターに設置したPC2台の合計4台を組み合わせた構成です。

管理業務PCに『管理版』をインストールして、図書館の管理をおこないます。サーバには『探検隊データベース』『データベース管理版』をインストールします。図書室にあるPCにはそれぞれ『カウンター版』をインストールして、貸出/返却専用機、検索専用機として使用します。

 

○ネットワーク環境構築例

『探検隊』は複数のPCで運用する場合、WindowsServer2016など、WindowsServerOSを搭載しているサーバ(親機)が必要となります。また『探検隊データベース(SQLサーバ)』と『データベース管理版』はWindowsServerOSが搭載されているサーバにインストールする必要があります。(Windows11のPCだけを複数台用意して使用することはできません)

WindowsServerOSのエディションには、小中規模事業所向けにWindowsEssentials、WindowsFoundationがあります。学校の図書館(図書室)の場合、ライセンス上WindowsEssentialsおよびWindowsFoundationはご利用できません。各エディションのライセンス含め詳しい内容については日本マイクロソフト株式会社へご確認ください。

『探検隊』では「Microsoft SQL Server 2014 Express」をデータベースに使用しています。「探検隊データベース」のインストール時にデータベースの設定をおこないますので、「Microsoft SQL Server」が、端末にインストールされていないことを確認して下さい。尚、既に「Microsoft SQL Server」がインストールされており、データベースを『探検隊』以外のアプリケーションで使用している端末は「探検隊データベース」のシステム要件を満たしておりません。無理なインストールをおこなった場合、システムの再セットアップが必要になることもありますのでご注意ください。

「Microsoft SQL Server」は、パッケージに含まれておりますので、別途ご用意頂く必要はありません。

ネットワークセグメントが異なる環境に、探検隊の親機と子機が配置されている場合は、探検隊のネットワーク機能をご利用いただけません。また、同一セグメント内であった場合でも、探検隊のサーバ(親機)とパソコン(子機)とが、別の建物内に配置されているように、ネットワークの配線距離が遠い場合は、探検隊ネットワーク機能はご利用いただけても、通信速度が十分でないために、貸出、返却などの処理速度が、実際の運用に耐えられない場合が考えられます。

サーバにファイアーウォールが設定されている場合、『探検隊』の『データベース』を利用できるようにファイアーウォールを構成する必要があります。ファイアーウォールの設定が適切にされていない場合、『探検隊』のネットワーク機能が利用できません。
SQL ServerおよびSQL Server Browserサービスのネットワークトラフィックが許可されるように、ファイアーウォールに例外を追加します。
例外設定については『探検隊』のインストールマニュアルにて各OS毎の設定方法を説明しています。
インストールマニュアルは下記のリンク先からダウンロードできます。
https://library-tanken.com/filedownload/